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0120-554-2622023/7/19作成
2024/6/29更新
三回忌は故人が亡くなってから満2年経過したときに執り行う法要です。2年目なのに三回忌と呼ばれる理由は、亡くなった日を最初の忌日として考えるため、翌々年に3回目の忌日を迎えることに関係しています。 仏教の教えによると、故人は初七日までに三途の川を渡り、それから7日おきに生前の行いについての裁きが行われ、四十九日目に判決が下されて来世が決まると言われています。その後も百箇日、一周忌、三回忌と追加の裁きが行われ、故人は合計10回の裁きを受けます。そのため、三回忌までの法要は、親族や友人を招いて盛大に行い故人がより良い来世を送れるよう仏様に願うという意味があります。 三回忌は基本的に故人の命日に行いますが、近年は参列者の都合に合わせて前後に調整することもあります。
目 次
三回忌法要の流れは、地域や宗派によって細かい違いがありますが、ここでは基本的な流れを紹介します。
1.僧侶入場
まず初めに、僧侶が入場し、御仏前に座ります。このとき、施主は僧侶の後ろに座り着席の案内をします。参列者は故人と血縁が近い順に前から座ります。
2.施主の挨拶
参列者に対して、参列してくれたことへの感謝と三回忌法要を開始する旨を簡潔に伝えます。
3.読経・焼香
挨拶が終わると、僧侶による読経を行います。宗派によって違いはありますが、平均して15分程度読経が続きます。この間に、前方の参列者から順番に焼香を行います。
4.法話
読経と焼香が終わったら、僧侶による法話が5分程行われます。法話とは仏教の教えをわかりやすく説いたものです。話の内容は宗派やお寺の方針によって異なります。
5.僧侶退場
法話が終わったら、僧侶が退場します。一般的にはこのタイミングでお布施を渡します。お布施はお盆の上に置いて渡します。僧侶が会食を辞退した場合は、御膳料とお車代も一緒に渡しましょう。
6.施主の挨拶
施主が終了の挨拶をします。開始時と同様に参列客への感謝と、会食の案内を簡潔に伝えましょう。
7.会食
法要が終わったらお斎(おとき)と呼ばれる会食に移ります。昔は精進料理を用意するのが普通でしたが、近年はレストランを予約したり仕出し弁当を用意する家が増えています。食事の予算は3000円~1万円程度が目安と言われています。
三回忌法要で読経や法話を依頼した僧侶に必ずお布施を渡します。三回忌法要でのお布施の相場は10,000円~50,000円程度と言われています。しかし、お布施はあくまでお礼の気持ちとして包むものなので、具体的な金額は地域や宗派によって異なります。
お布施を渡す際は、のし袋を使わず白い封筒に入れて渡します。二重の封筒は不幸が重なるという意味を持つため、必ず一重封筒か奉書紙を用意しましょう。表書きには「お布施」または「御布施」と書き、その下に「○○家」、または施主のフルネームを薄墨でなく黒墨で書きます。
三回忌の香典には、結びきりの水引がついた不祝儀袋を使用します。表書きには通常の濃さの黒墨で「御香料」または「御仏前」と書きます。四十九日を過ぎると故人の霊魂が成仏すると考えられているため、四十九日以降に「御霊前」と書かれたものを使用するのは避けましょう。
金額の相場は故人との関係性で異なりますが、友人、知人なら5000円~1万円程度、親族なら1万円~3万円程度と言われています。
会食に招かれた場合は食事代を上乗せした金額を包みます。4や9などの「死」や「苦」を連想させる数字が入った金額は縁起が悪いとされているため避けましょう。香典袋にお札を入れる際は、お札の向きを全て揃えて人の顔が印刷されている面を裏側にして入れます。
お供え物には、故人が好きだったもの、線香や蝋燭、果物などの消耗品を選ぶのが一般的です。長く残るものをお供えすると、苦しみが長い間続くことを連想させるため、注意が必要です。お供え物には結び切りの水引が付いているのし紙を使用して「御供物」と表書きします。
三回忌では花を供える意味が弔いから偲びに変わるため、明るい色の花を選んでも問題ありません。故人が好きだった花や季節に合わせた花がよく選ばれます。しかし、トゲのある花や毒を持つ花は避けましょう。また、施主の負担を考慮してそのまま飾れるアレンジメントを選ぶのがおすすめです。
現金をお供えする場合は、通常の濃さの黒墨で「御仏前」、「御供物料」と表書きして不祝儀袋は結びきりの水引があるものを使用します。また、現金と品物を両方持っていく場合は、表書きが同じにならないように注意しましょう。
お供え物は必ず施主に一言かけて手渡しましょう。勝手に仏壇に供えるのはマナー違反です。食べ物をお供えする場合は、故人が食べやすいように箱から出しておきましょう。
日持ちしないもの、香りや辛みが強いものはお供え物にふさわしくないため避けましょう。また、肉や魚をお供えするのも殺生を連想させるためマナー違反です。
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